保護犬は、ビビりや臆病、神経質な性格な性格のわんこが多いと言われています。
理由は、子犬の時に社会化するための経験が少ないからだと考えられています。

野犬ちゃんたちは特に、人や車を見ることもなく生活していたから、慣れるまでに時間がかかるんだって。
犬の社会化トレーニングとは
犬の社会化とは、将来愛犬が生活の上で出会うであろう刺激に慣れさせることを言います。
人間と生活する中で、人間社会の車や人に対して、過剰に吠えたり反応することなく、柔軟に対応(適応)できることが大切です。
この社会化ができないと、怖がり(震えや固まる)だけでなく、吠える、興奮など感情のコントロールができなくなる場合もあります。
社会化トレーニングに適した時期
一般的に、犬が社会化するのに適した時期があると言われています。
社会化期 | 生後3週〜16週 |
第2社会化期 | 生後5ヵ月〜12ヵ月 |
若いうちに、様々な物を見たり聞かせたり経験させることで「怖いものではない」と理解させることが大切だと考えられています。

子犬の時から保護施設にいると、もちろんお散歩はするけど、街の音なんかは聞かないし、子供に会うことも少なかったなあ。
この社会化に適した時期でなくても、わんちゃんは学習能力が高いため、時間をかけて社会化トレーニングの機会を増やすことで適応もできます。
保護犬が臆病な性格が多い理由
成長過程である子犬時期(社会化に適している時期)に、人間社会の経験が不足していると、里親に引き取られた後に、初めて見るものや聴くものにびっくりすることが多いようです。
保護施設でももちろんお散歩などのトレーニングをしてくれますが、大きなトラックが周囲に走らない場所や、踏切や電車が通らない場所に施設がある場合も多いです。
また、成犬になってから保護された元野犬などは、特に人間社会では初めて見るものであふれています。
そのため、保護犬は警戒心が強く怖がりな性格だという特徴がよく挙げられます。

あたちは、車や自転車、子供がいたらお散歩中かたまるから、トレーニング中。
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保護犬の社会化のよくある疑問
保護犬の社会化について、実際にビビりの保護犬れんの飼い主が実際に奮闘して悩んでいた疑問をQAで紹介します。

わんこによって様々だよ。
すぐ慣れる子もいれば、時間がかかることもあるよ。
気長に根気よく、訓練してあげて!
※れんは、引き取ってから1年経っている現在でも、家族以外の人間には触らせません。
散歩は、最初の6ヶ月は固まって震えていました。(1年でビクビクしながら歩きます)

あたちの飼い主しゃんは、トレーナーさんにもお願いしているよ。
※最初は家族だけで頑張っていましたが、なかなか外に慣れず、トレーニングのやり方を飼い主が学んだ方がいいかもしれないと考え、トレーナーさんに相談しました。

あたちは、最近マシになってお外歩けるけど、でも小さな音にも敏感だよ。
飼い主しゃんは、それをあたちの「個性」と思うことにしたんだって。
※人間にも性格が色々あるように、ちょっと音に敏感だったり、びっくりしやすいわんちゃんも個性です。
吠えたり、日常生活に困らない程度であれば、受け入れてあげるのも大切だと思うようになりました。
まとめ
犬の社会化とは、人間と生活する上で、今後出会うであろう刺激に慣れて順応することです。
社会化不足になると、音に敏感になったり、神経質、怖がりな性格になりやすくなります。
怯えることで吠えるなどの問題行動にも繋がる可能性があるため、社会化トレーニングは、犬と人が快適に安心して生活するために大切です。
子犬の時に社会化するのが適切と言われているため、保護犬はビビりの性格が多いと言われています。
しかし、成犬になっても、トレーニングの時間をしっかりとることで、改善されます。
ビビりな性格を克服するには時間もかかりますが、それも一つの個性として、根気よくトレーニングすることが大切だと思います。

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