保護犬は、男性を怖がるとよく聞きます。
実際に愛犬のれんも、里親として引き取った当初は、女性の私はもちろん、男性には警戒心が特に強く、目を合わすこともしませんでした。

今でも家族以外の男の人には、絶対に近寄らないよ。
半年ほどしてやっと、徐々に家族には触らせるようになり、今ではとてもなついています。
保護犬が男性を怖がるのはなぜ?

なんかやだ!
犬が男性を怖がる理由は、はっきりと証明されていません。
特に音に敏感な保護犬は、男性が大きな足音をたてたり、大げさな動きをするだけでびっくりして警戒します。
また、緊張や警戒をしている最中に、無理に撫でようとしたりされることでも、より一層怖がってしまうことが多くあります。
男性の低い声よりも、女性の高い声の方が安心するとも考えられています。
男性は、特にビビりの性格のわんちゃんに対しては、ゆっくりと脅かさないように近づいて、怖くないということを理解させてあげるといいと思います。
いつかは慣れてくれる?
男性に慣れるまでにどれくらい時間がかかる?と聞かれることが多いです。
これは、わんちゃんの性格や信頼関係によるため、なんとも言えません。
れんの場合は、次のような時間感覚で慣れていきました。
ドッグトレーナーさんに聞くと、これはとても早いそうで、怖がらなくなるまでにもっと時間がかかる子が多いようです。
1ヶ月目 | 目も合わさない 触らせない 男性が動くと立ち上がる |
2,3カ月目 | 時々目を合わせる 男性が動いても立ち上がらない |
4カ月目 | 男性からおやつをもらうが、触られる前に逃げる |
5〜11カ月目 | 最初は緊張しながら、ちょっとずつ触らせるようになる |
1年目 | 男性に自分から近寄って甘える |
※家族の男性に限ってです。
わんちゃんによって違いがあると思います。
れんの散歩仲間の保護犬ちゃんは、女性の家族にはお腹を見せるけれど、パパには5年たっても触らせないというわんちゃんもいます。
れんの場合
れんが、だんだん家族の男性に慣れてきた経過がわかる写真も参考にしてください。
1カ月目は目も合わさない
レンを引き取った最初の1カ月くらいは、家族でも男性とは絶対に目を合わせませんでした。
女性にはすぐに慣れて、身体を撫でさせてくれていました。
1カ月のうちに、女性にはお腹も見せるようになりました。
徐々に距離を縮める
目を合わさずに、後ろ向きから近づいておやつを与えたり、隅っこに隠れても、近くにおやつを置いておくと、ちょっとずつ近寄るようになりました。
さらに、女性の私と楽しく会話をしている時や、食卓を囲んでいる時は、夫の足元に近寄ってみたり、たまに足先を嗅いだりするようになりました。
特に私が楽しそうに笑ったりしていると、安心するようで、男性がいても隅っこから出てくるようになりました。
身体を撫でさせるようになる
4カ月くらいたった頃から、ちょっとずつ触らせるようになりました。
急に男性の方から触ろうとすると、とても嫌がります。
近寄ってきた時に、ちょっとなでなでしてあげる程度なら、嫌そうにはしませんでした。

上の写真は、嫌がっている顔だけどね。
心を許す
11カ月くらいになって、変化が出始めました。
自分から甘えに行くようになり、顔も舐めたり、尻尾を振ってお腹も時々見せるようになりました。
今でも、女性の私が動くよりも、夫が動き出すとビクッとすることも多いですが、それは臆病で音に敏感なことが原因であり、夫を怖がっている様子ではありません。
1年かかってやっと、私がいなくても、夫とレンだけでお散歩も行けるようになりました。(一回だけ挑戦)
それでも、夫以外の男性にはまだ怯え、怖がります。
お散歩中に声をかけられても、わんちゃん友達のパパさんにも警戒をします。
お友達のママさんには警戒をあまりせず、近寄っていきます。
夫には慣れてはきても、全ての男性に怯えなくなるのは、もっと時間がかかると思います。
まとめ
犬、特に保護犬は男性を怖がるわんちゃんが多いようです。
実際に飼い犬のレンも、男性には家族であっても慣れるのに時間がかかりました。
男性を怖がる理由は、はっきりとはわかっていないそうです。
しかし、時間をかけて無理に触ろうとしたりせずに待ってあげることで、少しずつ警戒心は溶けていきます。
わんちゃんによっては、触らせてくれるまでにはとても長い時間がかかる可能性もあります。
しかし、少しずつ信頼関係を築いていき、怖さを軽減させてあげられると思います。

今では私は、お兄、大好きだよ。
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